ドメインが他社で取得・管理の時、
注意・チェックしておくべきポイント

  • 2023.01.23
  • 2023.01.22

Tips・ノウハウ集

ドメインの取得・管理というのは多くの場合、自分たちで行う事が多いですが、ITやネット系が苦手という方の場合は、全部お任せできるならということで、ドメインの取得や管理などを制作会社や代理店の方にお任せしているというケースもあります。

もちろん、任せる事で面倒な作業やわからないところを全部お任せできるという点でメリットは大きいのですが、契約の仕方や権限がどうなっているかなどを明確にしておかないと、後々のトラブルに繋がる事も多く、実際に弊社に制作・リニューアルの相談をいただいた時にそこがネックになる事もあります。

今回はそんなドメインについて、他社に管理を委託・依頼している場合にチェックしておくべきところをまとめてみたいと思います。

まずは何よりも契約を確認

まずしなければいけないのは、契約を確認することです。
そもそも制作会社や代理店にお願いしているという状況なら、ドメインの取得や管理を先方がしていることになると思いますが、その時、チェックしなければならないのが、権利的なところです。

簡単に言えば、そのドメインは誰のものなのか?ということです。

そのドメインが誰のものかを確認

取得や管理を代行だけして、権利はクライアントのものという契約であれば特に問題にはなりにくいのですが、取得や管理もして、権利も制作会社や代理店となっていると、だいたい将来的にトラブルになります。

というのも、契約がドメインは契約満了後は制作会社や代理店のものと定められたりしていると、その制作会社や代理店と契約を終えるとなった場合、そのドメインを引き続き使う事ができないという事になるためです。

自分たちのサイトで使い、メールアドレスも使ってきたとしても、ドメインの所有権利が制作会社や代理店にあると契約で決めていたら、契約が終わる=ドメインの契約も終わる。ということになってしまいます。

そうならないため、だからこそドメインは自社で管理すべきと記載を記載をしていますが、ドメインの取得や管理を委託しているのであれば、まず契約を確認しておきましょう。

制作会社や代理店が権利を持っているなら先方と相談を

チェックをして、権利的なところが制作会社や代理店が持つとなった場合、もうこれは先方と相談しかありません。

基本的にドメインの権利的なところまで囲い込むという場合、よほどの悪徳業者でなければ、多くは契約を終わらせないための縛りであるか、特殊な契約形態な場合が多いです。

良心的なところであれば、ある程度の期間(1年以上や2年以上など)を契約していれば、そのまま譲渡してくれるという補足的な項目が付いている事もありますし、もしくは期間以内であってもちょっとした手数料で買取といった流れになることもあります。

逆に契約なのでと突っぱねられて、それこそ訴訟するかどうかなど泥沼になってしまいそうなケースも僅かながらあり、自分もそういうケースは見てきました。(だいたいはクライアント側が折れて、新しいドメインで再出発する事が多かったですが…)

契約や法的にOKだから絶対安全とも限らない

契約書を見直して、権利は自分たちだから大丈夫。となったとしても実際にそういう解約時にドメインの移管のケースがスムーズにいくかは全くの別問題です。

よくあるのが、揉めに揉めてから解約となったりする場合は、双方やりとりや解約までの処理などがスムーズに行く可能性は限りなく低く、場合によってはギリギリまで期限を遅らせたりなどされるケースもあり得ます。

最悪のケースを想定するなら、ドメインの更新期限がもうすぐ、でも相手がギリギリまで対応を渋られて対応してくれない…といったジレンマに陥ってしまう可能性もゼロではありません。

実際に法的なところの問題がどうなのかというのは、自分も専門ではないためわかりませんが、それが法的にダメとだったとしても、じゃぁ渡してね。となってもすぐに渡してくれるかはまた別問題なので、その間にドメインが失効してしまうなどになると大きな痛手になってしまいます。

それこそドメインを持たれて握られているというのは、いわば人質的なものにもなってしまうため相手が悪徳系の業者であればあるほど、強制的に契約終了されドメインが利用できなくされ、ホームページもアドレスも使えなくされてしまう。なんてことが起こらないとも限りません。

契約期間なども確認しておく

あと意外に多いのが、ドメインの管理などを委託している場合、そのままホームページなどの運営や管理も全部お任せしているパターンがほとんどかと思います。

そうなると、多くの場合契約期間が決まっており、制作関連の場合は多くが下記のどちらかのパターンが多いです。

  • 毎月更新(1ヶ月更新)
  • 毎年更新(1年更新)

簡単に言えば、1ヶ月単位か、1年間単位かというところで、だいたいは解約申請がなければ自動的に毎月更新という形になっているところがほとんどです。

ここで毎年更新となっている場合は要注意です。
もちろん毎年更新となっていることで、年間契約だからこその割引きなどを受けているかもしれませんが、年間更新のため、途中で解約が基本的に不可になります。

契約完了後にドメインの移管なども自社で管理に移行できる契約であったとしても、例えば契約の更新が先月したばかりといった状況だと、11ヶ月後でないと移行することができないとなります。(どうしてもする場合は違約金・解約金的なところが必要になる事が多いです)

権限や解約後のドメイン譲渡・移管もスムーズに行きそうと思っても、そもそもの契約期間がどういう期間かで、タイミングによっては大きな損失を抱えてしまう事もありますので、そこもしっかり見ておきましょう。

ホームページ制作費が無料など特殊な契約形態は縛りも多い

ただ一方で、こういうのが必ずしもダメかというと、制作会社側の立場から見てみると、サービスの内容などによっては仕方ないと考えられる面もあります。

特に最近多い、ホームページ制作を無料で行い、管理や運用での手数料で毎月の固定額をもらう、ホームページのサブスク的なサービスの場合、こういうドメインやサーバー関連の権利などを制作会社が持つ事が多いです。

というのも、ホームページ制作費を無料とするタイプなため、作って早くに契約解除になると、どうしても制作側は赤字になってしまうため、解除防止のための縛りとして、ドメインの権限を保有するという契約を入れている事も多いように感じられます。

制作側からすると、作ってしばらくは赤字だけど、更新・管理で半年~1年以上契約してもらえればそこから黒字になるからというビジネスプランでやることが多いので、そういう縛りを入れる事は多いかと思います。

ホームページの制作は無料だけど、契約が終わる時は、そのドメインを引き続き使う事はできません(もしくは買取が必要)。といった縛りを入れることで、長期契約を目指してサービスを提供しているという感じです。

これらの善し悪しは人それぞれなので、うまい具合に合えば非常に良いサービスとなり、制作会社も依頼者も満足度高くWin-Winになるのですが、最悪のケースだと、制作会社側は、作らせるだけ作らせてすぐ解約してくる依頼者と考えますし、依頼者側としては、契約終了したら自社のドメインが使えなくされる悪徳会社と考えてしまうなど、よくない結果になりがちです。

ドメインの取得や代行任せなら費用が適切かも確認

あとは細かい話ですが、ドメインの取得や管理を任せているのであれば、その費用面がどういう形になっているかをチェックしておきましょう。

この費用が適切であれば、そこまで悪徳的な業者ではないと判断もできますし、ここが平均的な価格などからかけ離れた価格などであった場合、権限的なところももしかしたらちょっと注意した方がいいとなるかもしれません。

何をどこまで委託して、どういう費用が請求されているかにもよりけりですが、そもそもドメインの取得自体は、自分たちでやれば取得代行会社によって価格差は多少あり、珍しいドメインなどはかなり高価格なドメインも一部ありますが、一般的なドメインは1,000円~3,000円ほどで取得ができます。

長期契約などすればその年数分かかってはきますが、1年契約なら高くても数千円です。しかも1年間の費用で、月額などではありません。月額にならせば、それこそ数百円というレベルになります。

そのため、このドメイン取得に関する費用や設定を加味した費用がが、どこまで上乗せされているかは1つの指標と言っても良いかもしれません。

多くはドメイン関連はなにかとのセットにされていることも多いかと思われますが、それこそドメイン管理費などで、毎月1万円も取られているとなると、本来自分たちで管理しておけば、年間数千円ですむものが、年間12万円も取られているということにすらなります。

あまりそういう事は見たことはないですが、そういう料金を取られていた場合は、ドメインの権限なども握られてしまっている可能性も高いかと思いますので、一度チェックしてみることをおすすめします。

まとめ

ドメインというとついどういうドメインを取るかといった事ばかりに目が行きがちですが、意外とドメイン関連は、誰が取って、誰が管理してというところはもちろん、そもそもそれは本当に自社できちんと永続的に使っていけるのかという事が大切です。

実際ドメインはなにかあったときに生命線になりかねないものでもあります。

制作会社を変えてサイトもリニューアルしてスタートし直したい!というご相談を受けて、確認してみると、ドメインが別の制作会社が持っていて連絡がなかなか取れないといった事や、ドメイン譲渡をしてくれない…といったトラブルで進められないといった事もあります。

意外と軽視されがちではありますが、ドメインの管理を間違ってしまうと今まで積み上げてきたものが無くなってしまう事にすらなってしまう恐れがあるので、自社管理なのか、自社管理でやっていけるか、他社管理ならどういう管理・契約になっているのか、そういったところをしっかり見ておきましょう。

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