ビジネスとして考えるドメインの種類について
ホームページ等で使うドメインはどう選べば良いか
- 2023.07.19
- 2023.01.10
ホームページを新たに作りたいとなったとき、必要となるのが「ドメイン」ですが、意外とそのドメインの取得に対して、種類が多くてどれを選べば良いかわからないといったご相談をいただく事があります。
慣れた人たちにとってみればドメイン取得は半ば作業的なところがある反面、非IT系の方からするとなんだかんだと色々頭を悩ませたりするところも多いようで、特にこの数年、取れるドメインの種類というのは増加して今では数百種類にもなり、悩ませる原因に拍車をかけているのかもしれません。
今回はそんなドメインに関する話として、ドメインを新規で取得していく際に、ビジネス面から考えた場合はどういうドメインの種類が良いかというのをまとめておきたいと思います。
この数年で、ドメインの種類が膨大に
ドメインというと昔は種類がそこまで豊富ではなく、自分が初めて取った時などはそれこそ10種類くらいしかなかったような気もしています。
しかしながら、今では取れるドメインの種類というのが非常に豊富で、冒頭でも書いたように、ドメイン取得代行会社にもよりますが、多いところでは、それこそ数百個もの種類にのぼります。
「.com」といった誰もが聞いた事があるような定番のものから、え?そんなドメインもあるの?といったような、ほとんどの人が知らないようなドメインまで幅広く揃っています。
ビジネスで考える場合は「無難」が安心
そんな膨大な種類があるドメインですが、意外や意外、ビジネスで使うドメインとして見ると、考えた方はシンプルで、マイナスに繋がらないという点で大事になり、面白みはないかもしれませんが、無難という観点でドメインの種類を選ぶのが一番おすすめです。
ドメインの解説などを見ると、好きなものを選びましょう。といった解説がされやすいのですが、これは間違いでもないのですが、好きなものをというのは、ドメインの前半部分を好きなものにし、ドメインの種類という観点で言うなら、そこは無難でいくのが得策です。
会社や事業などで使うドメインとして考える場合、その後に何年も継続して使って行くということを考えなければならないので、集客のこと、色々なリスク面などから考えると、ドメインの種類がなんでも良いかというとそういうわけにもいきません。
ドメインの種類は「.com」や「.jp」が基本
IT系やネット系のビジネスをしている方ならいざ知らず、一般的なビジネス観点で言うなら、やはりドメインは至る所に記載するものでもあり、人に見られる・見せるものでもあります。
そのため、先ほどから書いてきたように無難なものを選ぶ方が良く、マイナス面、懸念されるような内容が出来るだけ少ないという考えでいく方が良いと言えます。
例えば、何かドメインを1つ思い浮かべてくださいと言われると、人の頭には何種類かのドメインが浮かぶかと思いますが、多くの人が頭の中に浮かべるということは、ほとんどの人がそれをドメインと認識しているし、問題ないと思っているからです。
そして挙げられやすいのが「.com」であり、「.jp(.co.jpなども含む)」ですし、人によっては、「.net」や「.biz」「.org」などを挙げる人がいるかもしれませんが、なんといってもやはりドメインというと、まずはこの「.com」か「.jp」を主軸として考えていくのが良いと言えます。
逆にイメージが悪いもの、取得費用が安すぎるものは避ける
それとは別に、そこそこ有名というか使われているけれども、イメージとしてあまり良くないというドメインも少なからず存在します。
その代表格と言えるのが「.info」や「.xyz」ではないかなと思います。
実はドメインには一応それぞれ意味的なものが込められていて、そういうジャンルや用途で使うと良いですよといった意味が込められたりしている事もありますが、infoやxyzなどは出てきた当初、取得費用が10円などと安かったため、悪徳系のサイトで使われたこともありイメージが良くなかったりします。
また、取得費用などで見た時、 .info や .xyz など最初の1年間が非常に安い値段で取れるドメインがあり、魅力的に感じられるかもしれませんが、そういったところのドメインは割と印象が良くないドメインとして語られる事もあり、リスク管理としてあまり望ましいドメインとは言えません。
また、そういったドメインは2年目以降の更新費用が通常料金になったりしているため、1年目は10円なのに、2年目の更新時は4,000円といった価格になることもあります。
特殊ドメインも今はまだ避けた方が無難
今ではドメインの種類が多種多様になっており、有名所の「.com」などだけではなく、「.coffee」や「.company」「.design」や「.fitness」などのように特定の業種や業界向けのドメインも多数用意されていたりします。
ただ、これらはまだまだ認知が高いわけでもなく、人によっては見たことがないドメインという事にもなり、不審とまではいかないまでも、なにこれ?と思われたりする可能性もゼロではありません。
そして、こういった特殊的なドメインは取得・管理の費用も通常のドメインより2倍以上するので、あえてそれを取得するメリットは現段階では無い状況とも言えます。
そういった事から見ても、結果として、やはりドメインの取得を考えた場合は、基本的には「.com」や「.jp」を中心に考え、最も無難でもありオススメと言えます。
なるべく「.com」や「.jp」というドメインの種類を中心にしながら、そのドメインの名前の部分を自分たちの好きなドメイン名にして選んでいくようにしましょう。
まとめ
業界にいるとドメインは非常に簡単で作業的なものになりスルーされがちですが、意外と非IT系の人たちからしてみると、なかなか厄介でありながらも、IT系やネット系の人たちは半ば常識という事もあって、聞きにくいという声もよく聞かれます。
ドメインは一度取って運用してしまうと、ホームページのアドレス、各メールアドレスや各印刷物など様々なものに記載されたりもする可能性が高く、なかなか簡単に変更に踏み出せなくなってしまいがちです。
どんなドメインにするのかというのも大事ですし、空きがあるかないかでも色々と変わってはくるところもありますが、.comや.jpといった王道的なドメインの種類を軸にドメインの取得は考えていくようにしましょう。